2010年07月25日

宮澤賢治に聞く 井上ひさし



 宮澤賢治に聞く
 井上ひさし
 文春文庫

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 サライ7月号の特集で「宮澤賢治を旅する」を読んで、宮澤賢治の作品を読みたくなり、サライで紹介されていた「宮澤賢治に聞く」をまず手に取りました。

 サライの特集は結構楽しんで読めて、賢治作品を久しぶりに読み直したくなりました。
 子供の頃に読んだ宮澤賢治の作品は、今から思うと難しかったと思います、ただ何とも言えない幻想的な印象を受けていました。

 恐らくテレビ番組化されていたり、アニメ映画になった作品を観てきたことも、その意識を作ったきっかけでもあるにちがいありません・・・

 特に印象的な作品は、「風の又三郎」。「銀河鉄道の夜」は正直よく分からなかった記憶があります。
 

 さて、この本ですが、面白い趣向に取り組んでいます。

 宮澤賢治への仮想インタビュー、井上さんがイメージしている賢治との会話、賢治ならこう考えこう応えるだろうというもの。

 それから、賢治に関する資料を紹介しながら、賢治の生涯をたどっています、文庫のため資料が小さいのがやや残念ですが、貴重なものが多数掲載されています。

 自分が一番面白かったのは、宮澤賢治作品と深く関わってきた各界の文化人らのエッセイ。
 第3章「イーハトーボさまざま」にまとめられています。
 宮澤賢治に魅せられた人々は、日本人にはたくさんいることでしょうし、これからも読み継がれていく貴重な作家です。


 ちょうど20年前、岩手県花巻を訪ねたことがある、6月だったと思う。

 花巻で宮澤賢治ゆかりの名所を訪ねた日は、良く晴れていた、遠野や花巻、盛岡などを訪ね歩く旅でした。

 山猫軒という名のレストランがあったことや綺麗な花時計が飾られていた記憶があります、それが全て賢治記念館にあったのかは記憶が曖昧ですが、もう一度行きたい。

 家業や父親との確執、宗教観や東京への憧れみたい部分については、今回の本を読むまではあまりよく知りませんでした。

 作家の背景を知るほどその作品を味わえる数少ない作家であると、これらの本に載っていて、改めて宮澤賢治を学んでから作品を読んでみたくなります。

 今年の夏は、旅行に行けるか微妙ですが、東北の夏に想いを巡らしながら過ごしたいと思う。



posted by 雪になあれ at 19:27| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮澤賢治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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