2014年09月20日

霧の向こうに住みたい 須賀敦子


須賀敦子作品
久しぶりに読みました

記憶をたどるエッセイが主体のようでいて、今と未来を匂わすような、そんな作品だったように思います

思っていたよりあっさりした文体で読みやすかった






posted by 雪になあれ at 00:03| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 須賀敦子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

須賀敦子を訪ねる旅 良かった



 録画しておいた、須賀敦子さんの番組を観ました


「イタリアへ・・ 須賀敦子 静かなる魂の旅 最終話 ローマとナポリの果てに」



 作家・須賀敦子さんが生活したイタリアを訪ねる旅です

 三話連続による最終話でしたが、よく出来た番組でした

 大学、大学院を経てイタリア・ローマに向かう動機や、渡ってからの彼女の生活・・・須賀敦子さんが考えていたこと、出会った人々、訪ねた土地などなど、須賀さんを知る人の証言なども交えながら、丁寧に綴っています


 いくつかの証言から須賀さんの人柄がうかがえました

 人に好かれた、落ち着いて控えめで賢明で一途な日本人女性という印象です

 コルシア書店の中心的人物、ダヴィデ神父の出身地を訪ねるシーンで、須賀敦子の記憶が残されていて、現在の神父さんが須賀さんの人柄を語っています

 須賀さんは、コルシア書店で出会ったペッピーノと結婚し、数年で死別していますが、彼の実家との交流も著作に描かれていましたが、その実家であった鉄道官舎も訪れていました

 その官舎は戦中戦後の貧しい時代であった頃を物語っているような佇まいで、夫ペッピーノの実直で質素な人柄に繋がるような気がしました


 日本大使館員家族との交流も描かれ、その娘さんへのイタリア語の先生をしていたそうで、その家族の証言がありました


 現在は高齢の夫人の証言は印象的でした

 普段の須賀さんの服装についてです、いくつも服は持っていなかったようだが、父親の教えなのか、持っていた服はしっかりしたものであった、と

 そして靴はかかとの薄いもので、ローマ中を歩き回っていたのではないか、と

 須賀さんの著作「ユルスナールの靴」に確か記述があったと思いますが、・・・自分に合った靴があればどこまでも歩いていける・・・という文章を思い出しました

 エンディングも須賀さんのそんな「歩く」姿勢を採り上げていて、須賀さんを知る大使館員夫人のコメントが、裏付けを取っているようで印象的なコメントでした

 そう言えば、今回シリーズの第2話でも、坂を登って留学した大学に通う須賀さんを描いていました
 
 
 そしてこの番組の見所は、イタリアの風景の美しさでしょう

 カトリック信者であったことから訪ねる先が宗教的な建築物や縁の土地が多く落ち着いた風情に満ちてもいました

 そんなイタリアの風景に囲まれながら、夫との避暑地での思い出やコルシア書店の仲間達との交流が描かれています

 須賀さんの著作を通じて、彼女の気持ちが朗読されていました

 須賀さんのイタリアでの戸惑い、特に夫への信頼、期待、不安など、現地の映像があることで彼女の気持ちをリアルタイムで感じたような気がしました

 
 とてもいい番組でした

 このシリーズは、編集されてDVDと写真集のような形で出版されるようです



  • 須賀敦子wik


  • BS朝日番組HP


  • 須賀敦子 静かなる魂の旅






  • posted by 雪になあれ at 15:47| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 須賀敦子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2011年06月30日

    『イタリアへ 須賀敦子 静かなる魂の旅』 BS朝日で放送されます



     あの須賀敦子さんの、イタリアの記憶を訪ねる番組が放送されます

     実は先々週から、3週連続放送だったのですが、初回は気づかずスルーしてしまいました

     先週の第2話は録画して鑑賞、7月2日の最終話も帰宅が遅いため録画してみます



     BS朝日 7月2日(土) 19時00分〜20時54分 です

     須賀作品を好きな人は忘れずに観ましょう


     「イタリアへ・・ 須賀敦子 静かなる魂の旅 最終話 ローマとナポリの果てに」


     イタリアに暮らした作家・須賀敦子の見つめたイタリアを彼女の珠玉のエッセイと叙情的な映像で描いた紀行ドキュメンタリー。

     ローマ、ナポリ、ミラノ、ソレント、そしてフランスのアルザス地方へ。須賀さんの心の旅路をたどりながら、カメラは、あまりテレビで紹介されたことのないイタリアを映し出す。

     大自然や、食文化、人々の生活。須賀さんの足跡が残る場所、そして須賀さんを知る人物。

     イタリアの豊かな自然、美味しい食事、壮麗な街並み。その奥に、イタリアを愛した須賀敦子さんの感じた、人間の愛の形を見る。


     こんな番組情報が書かれていては、観ないわけにはいかないですね


     番組中、挿し込まれる須賀作品の朗読は、原田知世さんです








    posted by 雪になあれ at 22:50| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 須賀敦子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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