2013年09月07日

銀河に口笛 朱川湊人



 朱川さんらしい設定で、懐かしさを感じる小説でした

 小学校生活を季節感を動かしながら、友人たちとの事件を描く

 友情を確認し、団結し、別れ、子供にとって大事なイベントを丁寧に描いていました

 特に別れには、切ないエピソードを準備していて、何ともいえない気持ちになった

 確かにあんなふうな別れが、誰にも記憶があうような、今となっては懐かしさだけがあるような

 解説にも書かれていました、朱川さんの物語を設定する背景

 それはやはり、子供時代に観ていたテレビ番組や流行っていたおもちゃやお菓子などなど

 朱川さんと同世代、昭和の時代を知っている世代にはノスタルジーが迫ってきます

 とにかく余韻を大切にする朱川さんらしい展開でした

 
 今日は久しぶりに涼しく過ごしやすい

 このまま秋になるといいですね

 読書の秋らしく






posted by 雪になあれ at 16:59| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 朱川湊人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月08日

いっぺんさん 朱川湊人



 いっぺんさん
 朱川湊人
 文藝春秋社



 9784167712044.jpg


 久しぶりの朱川作品を本屋で発見して、すかさず読んでみました

 いつもどおりの恐怖感、懐古感、哀惜感みたいな気持ちが入り交じった読後感です

 本作は、表題作「いっぺんさん」から始まる短編集で全9話で構成されています

 一話一話の出来にはバラツキがある印象ですが、いくつかの秀逸な小話があって、前述した複雑な感情になります

 読み進むほど話が良くなっていく印象ですが、これが朱川さんの読ませる技術でしょうか


 自分としては、最終話「八十八姫」が一番良かったか、表題作の設定は朱川さんらしく期待しましたがやや消化不良でした

 自分はいつも朱川作品への期待が大きすぎるのがいけない、この作品も物足りない感じです


 しかし、久しぶりに本を読み終えることができたのは、朱川さんの力があったことが大きい

 ここしばらくは、読み始めても途中で投げ出した本が結構あったような気がする

 読書感想文を記事にするのが久しぶりのような気がします


 ことしはこれをきっかけに本を読み始めたい




posted by 雪になあれ at 23:50| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 朱川湊人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月19日

スメラギの国 朱川湊人



 スメラギの国
 朱川湊人
 文藝春秋

 9784167712037.jpg

 
 この作品は、2002年ホラーサスペンス大賞第三回応募作で、朱川さんの初期のもの。

 受賞はならなかったものの、選考員のうち数人は一推しだったようです。解説は当時の選考員でこの作品を推した方でした。


 以下、好意的でない感想を書いています。
 これから読まれる方は・・・







 久しぶりの朱川作品ですが、個人的にはまたもや期待はずれ。

 まず話が長いです、あの長さが話を重厚にしてるかと思うとそれも感じられなかった。

 主人公志郎とその同僚の暗い背景も「現在」に無理矢理結びつけているようで、ストーリーはギクシャクした感じ。

 不思議な猫達との戦いにも同調できないかな、猫の領袖の生い立ちあたりは不思議感はあるけど・・・



 それでも朱川さんの作品はこれからも読みます。

 何と言っても、「花まんま」や「かたみ歌」を書いた朱川さんですからね。






posted by 雪になあれ at 00:34| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 朱川湊人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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