2007年01月31日

となり町戦争 三崎亜記



 となり町戦争 三崎亜記
 集英社刊 2005年1月
 文庫 2006年12月20日初刷
 第17回小説すばる新人賞受賞

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 個性的なタイトルと、この本が持つ雰囲気(装丁)に読む前から、映画だけは観たいと思っていました。

 そして読んでみると、益々その思いが強まった。
 原作がもうひとつだと思えたからで、皮肉るつもりはないが映像化した方がストーリーが引き立つと感じた。

 自分は、この本に半分ふざけているような印象を受けてしまい、書かれている緊張感を汲み取れなかった。

 北原と香西との関係が、このストーリーのアクセントになっていると思うのに、二人の微妙な感覚は履き違えてるような気もしてくる。

 弟が亡くなっても『業務』を遂行することを優先した香西、『功罪』とかけてるのかなあ、なんて漠然と思ったりしました。
 これでは駄洒落だ・・・ただ北原との関係や本当の結婚の話などに自然に繋がったりもした。


 この本の持つ奇抜な展開は非凡だと思うし、『無関心』や『猜疑心』など人の気持ちの中にある観念的な側面をテーマに据えているようにも読めたり・・・と、自分には気が付けない凄い主題があるのかもしれない。

 そんな想像が浮かんでも、自分はやはり奇想天外なSF的ストーリーとして読みたい。

 それから文庫で書き下ろしたサイドストーリーも???か、北原か香西の視点で話を閉じて欲しかった。


 冒頭にも書いてますが、恐らく映画は面白いと思う、是非観たい。
 『失われた町』もいつか読んでみたいと思う。

posted by 雪になあれ at 23:57| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 三崎亜紀 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月30日

備前原駅 JR津山線



 小川洋子さんの初期の作品で『シュガータイム』という作品がある。
 著されたのは、『妊娠カレンダー』で芥川賞受賞と重なる時期。

 『シュガータイム』は小川作品の中でも極めて印象深い小説で、著者自信もあとがきに特別なコメントを寄せていました。

 この小説には、過食症の『わたし』と、その友人『真由子』が登場してるわけですが、自分は『真由子』が小川洋子さん自身だと考えています。

 理由のひとつとして、作品中、『(帰省するのに)真由子は4時間以上も新幹線に乗り、更に二つのローカル線を乗り継ぐ』と描かれていたからです。
(参考)シュガータイム感想


 岡山市の地図を眺めていて、小川洋子さんが高校まで住んでいた岡山市祇園町界隈で利用する駅は、(新幹線停車駅である)岡山駅からローカル線をふたつ乗り継ぐ必要がないことに気付きました。

 作品の中で『二つのローカル線を乗り継ぐ』としているのは、『(岡山駅から)二つ目の駅』と読み替えるのだと感じました。

 岡山市祇園町界隈で利用される駅は、JR津山線・備前原駅、もしくはJR山陽本線・高島駅だと思われ、岡山駅から『二つ目の駅』は備前原駅。

 そして、その備前原駅ですが、なかなか長閑そうな駅でした。
 県庁所在地である岡山駅からわずか二駅で・・・と思えるような雰囲気、この駅も寄ってみたくなりました。

posted by 雪になあれ at 23:54| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 神戸、芦屋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

2週間ぶりに雪山


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 今日は2週間ぶりに雪山、寒さには強い自分ですが、さすがに寒かった。

 晴れ間が一転、夕方は痛いほどの大雪、ゲレンデは恐らく氷点下10度に限りなく近かったんじゃないか。

 今日の雪質を見るとトップシーズンですね、これから一ヶ月くらいはいいかな、ただ雪不足は否めずで今シーズンはこのままだろう・・・まあ仕方なし。

posted by 雪になあれ at 01:10| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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