2006年09月30日

映画 薬指の標本



 映画『 薬指の標本
 渋谷ユーロスペース


 どこまでが原作なのか既に忘れてるのに、この映画が描く世界観はまさに小川洋子さんの世界でした。

↓ユーロスペース2の入口です↓
060928001.JPG

 しかも、これ以上ないほどフィットしていました。
 よくよく考えてみると、小川洋子さんの書く動機の底流にあるものは、ヨーロッパに起因しているからだと感じました。

 登場人物の背景に見える景色にしても、その土地の歴史(成り立ち)にしても、イメージは日本ではない、ヨーロッパのほうがしっくりくる。

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以下、ネタバレかもしれません
posted by 雪になあれ at 01:16| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(8) | 映画−薬指の標本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

明日、行けるか



 今日の埼玉県はすっきり晴れ渡って、風があったけど外に出たくなる気候でした。
 昼休みは会社周辺を歩いてみました。

 日が照っていても暑く感じないし、爽やかな空気が満ちている感覚、これはもう秋ですね。

 気候のせいか、浦和の街中をジョギングしてる人もいました、昼休みに走ってるのか・・・凄いですね。

 暫くは昼休みは街中を歩くようにしてみよう。


 今日は最近では早く退社(19時頃)できたので、久しぶりにさいたま新都心まで歩きました、やはり涼しくなっていて汗で困ることはなくなりました。

 そうでした、今日は去年から続いていた2年越しの仕事の節目を迎えることが出来て、安心したところです。
 とりあえず第一関門を突破です、気持ちの上でも一区切りできて、10月を迎えられる、よかった。


 そして、明日もしかすると渋谷に行く機会に恵まれるかもしれない。

posted by 雪になあれ at 23:51| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

夜のピクニック



 夜のピクニック
 恩田陸
 2004年7月新潮社刊
 2006年9月新潮文庫

 本屋大賞というからには読まないわけにはいかない、それも映画公開前に・・・どうにかギリギリ読み終えました。

 自分は読むのが遅いため3日くらいかかってしまいましたが、この本は一気に読むべき本だと思った。

 融と貴子の秘密を中心に描かれるこの小説は紛れもなく若い純粋な気持ちを題材にしたもので、読む者は共感させられる。

 『歩行祭』を持ち出さなくても、十分その登場人物たちの個性があれば、高校生活の日常だけで『読める』と思ったが、ふたり(融と貴子)の悪意もない、打算もない尊い気持ちを語るのにピッタリな背景だと、読み進むほど、そう思えてきた。

 『歩行祭』に登場する『』や『坂道』などは、誰もが打算もない時代に見てきた代物で、『懐かしさ』を思い出させるのに十分過ぎるアイテムでした。

 そして、この小説の芯にある『融と貴子の秘密』や『ノスタルジーな風景』に勝るとも劣らず、その登場人物たちの魅力は素晴らしいと思う。

 古風で純情で不器用な主役のふたりの対比としてあるのかもしれないが、積極的で機転が利き、割り切りが良く現代的な友人たち、ただその友人たちには思いやりがある。

 亮子も全くの悪人に仕上げない著者の気持ちが理解できて後味もいい。

 登場人物皆に共通しているのは、輝かしい未来があるということ、この部分は読者としては羨ましい限りだけど、その要素がまた微笑ましい読後感に拍車をかけてると思う。

 その未来というのは登場人物が若いからだけではない、この小説から読まされた彼らの思いやりのある人柄があるからだと思う。

 終盤、どんな風に話を閉じるのか非常に興味が湧いてました、想像も出来なかった終わり方に最初は物足りなさもあったが、これは著者が最初から決めていたことかもしれない。

 ゴールに向うには坂道を登らなければいけない、その坂道の上から主役である貴子ではない人物の視点で語らせるわけです。
 
 坂道の上から見たゴールする仲間たちの様子・・・子供のように手をつなぐ四人がいて、姉が好きだった男はやけに爽やかでにこにこしている・・・坂道の上の視点の主が嬉しくなって一目散に駆けてゆくほど、貴子と美和子の顔がパッと輝いている。

 彼らの様子から、後日談を容易に想像できて読後感がとてもいい。
 これはまさに著者の術中にはまってるような気がするが、素直に心地よくされたいと思った。

 そして、夜のピクニックは著者の高校時代に少なからずあった経験かもしれない、と感じるのが自然だと思う。

 是非、映画も観てみたいと思う。

posted by 雪になあれ at 23:57| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 恩田陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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