2006年08月31日

8月集計



 8月は旅行していたと言い訳もあるけれども、もう2回走れば『』も50kmいったはず。

 で月100kmあたりが目安か・・・
 秋らしい9月になればいいけど、上旬は暑い予報のよう、足を故障しないように気を付けて暑さ対策しながらやっていこう。 

合計
71.9km56.4km128.3km
55.3km58.6km113.9km
54.0km33.3km87.3km

 

8月and
上尾界隈4km
北浦和〜浦和1.8km
浦和〜さいたま新都心4.5km
みなとみらい界隈RUN3.0km
みなとみらい界隈walk2.0km
古河界隈RUN3.0km
10北浦和〜浦和1.8km熊谷スポーツ文化公園RUN5.7km
11北浦和〜浦和1.8km浦和〜さいたま新都心4.5km
12熊谷スポーツ文化公園RUN8.0km
13
14北浦和〜浦和1.8km浦和〜大宮6.1km
15
16
17
18
19
20熊谷スポーツ文化公園RUN3.6km
walk3.4km
21
22与野〜浦和3.4km加須羽生界隈8.0km
23
24北浦和〜浦和1.8km
25北浦和〜浦和1.8km
26
27熊谷スポーツ文化公園RUN10.0km
28浦和〜与野本町〜さいたま新都心5.5km
29北浦和〜浦和1.8km
30
31


posted by 雪になあれ at 23:07| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ウォーキング(埼玉県) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダイヴィング・プール 小川洋子著



 『冷めない紅茶』に収録されている『ダイヴィング・プール』です。

 昨日、先行して読んだ表題作の感想書きましたが、この小説でも読後感は一緒でした・・・芥川賞に届かなかった理由です。

 まあ自分が個人的に気に入ったってことだけなので、今夜も感想を書いておこうと思います。

 
 この本の舞台は、このところ読んでいるエッセイに記述がありました。

 銀杏の木の左手側にある教会、渡り廊下でつながったひかり園・・・これはまさに著者の生家です。

 著者の祖父が営む教会、その隣に住んでいた著者の家族が岡山にいました。
 ひかり園という施設については実在したかどうかは分かりませんが・・・

 そして『』は著者の『』だと思いながら読んでいました。

 
 小説で孤児としている『』は、小さいころから『わたし』と一緒に生活し、家の中に積もったの思い出を共有しているからです。

 エッセイ『妖精が舞い下りる夜』のラストに掲載されている『雪の思い出』に、滅多に岡山で降らない貴重なを、著者が思い入れのある弟との思い出と交えて書いています。

 実はこれまで読んだ著作に2回も登場している水泳選手だった弟と期待する母を描く『バックストローク』とも重なりました。

 『野球』同様、『プール』も著者はよく登場させます、想像ですが著者の弟さんが水泳選手だったのかもしれません。

 『わたし』の『』への淡い気持ちが書かれていますが、これは著者の弟に対する愛情だと思いました。


 エッセイでは何度も書かれている弟さんがいて、非常に好意的な思い出に埋め尽くされている印象です。

 神社の階段で夕陽を見ながら食べている弟、お祈りする弟、阪神タイガースを一心不乱に応援する弟です・・・

 
 さらに雷雨で足止めされた二人がいて、『純の提げたビニールのスポーツバックが、スカートの上からわたしの足を撫でた』としています。

 手で提げているバックがスカートの高さにあるということは、この時にはずっと背が高いわけで、の思い出の弟とは違う頼もしい彼がいるわけです。

 幼児に対する『わたし』の虐待は、著者が思春期に抱いていた苦悩を描いていると感じました。
 その『過ち』を指摘している『』は、既に頼もしくなった弟であり、姉を思う優しい弟なんだと思います。


 実は、腐ったシュークリームを食べた『リエ』が苦しみだして慌てる母親を書いていて、これは著者と母親との確執を描いているのかもしれない、とも想像しました。

 著者が、アンネフランクと母親との葛藤を自分にも経験があるとしているからです。


 妖精が舞い下りる夜『雪の思い出』にはこう書かれています。
 『あの冬の日の一場面は、わたしの中にくっきり残っていて、ダイヴィング・プールという小説の中に、雪の積もる廊下を登場させた。

 そして、こう結んでいます。
 『自分の体験を小説にすることは絶対にしないわたしにとって、それが唯一の例外である。



 今日も通勤時間は、有意義に過ごせた感じです。
 このところ連日残業でしたが、小川洋子さんの小説のおかげでストレスなく過ごせました。

 会社の往復と食事と風呂、小川洋子さんの小説の癒しで精神状態は良好でした。


 エッセイを読んでいなければ、飛躍した想像も出来なかったと思います。
 ただ、著者の作風は、自由に想像させてくれる小説だと思ってるので、自分勝手に味わえればいいとは思ってます。

 とりあえず手元にある著者の本は読んでしまったので、また調達しないとですね。

 9月中には読み終わりそう、何だか半年くらいひとりで騒いできて、これで読み終わるとどんな気持ちになるのか・・・

 何冊かは再読しそうです。

posted by 雪になあれ at 00:43| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説−小川洋子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

冷めない紅茶



 冷めない紅茶
 小川洋子著
 『海燕』1990年5月号初出
 1990年8月15日初刷
 福武書店


 まだ表題作しか読んでいませんが、記憶が新しいうちに書いておこうと思います。

 著者の初期の作品なので、ゆっくりと活字を追いましたが比較的読み易かったようで今日の往き帰りの通勤で読みきりました。

 このところエッセイを読んでいたので、雰囲気を読ませる著者の創作に電車の中で気持ちよくなってました。
 なんて巧いんだろうと今さら感心しながら・・・です。

 文章は心地いいのですが、感覚的にはさっぱり分からず、いつもどおり想像したり考えたりする必要が出てくる小説です。

 今回の課題は(・・・自分にとって小川洋子さんの小説は著者からの宿題と化してます・・・)、同級生のK君と司書の女性が亡くなっているのかどうか、『わたし』については、死の世界にこれから向かうのか、若しくはどこから亡くなっているのか、というところから考えてました。

 自分が読むかぎり、ヒント(伏線)は2箇所しか分かりませんでした。

 亡くなった中学時代の同級生のお通夜の帰り道とK君の家からの帰り道は同じ『通り』でした、もうひとつは表題の紅茶です、彼が入れた紅茶は全然冷めないわけです。

 これはやはり尋常なものではなく、K君は亡くなっていると想像するのが自然なような気がします。

 そして『わたし』も同じ『通り』を歩き、この一本道以外他に道などなく歩き続けるしかない・・・わけですから、これは『』に向かっていると考えるのが自然かな、なんて思ってます。

 もうひとつ気になったのは、『わたし』はK君の家に行くと表札を見なくてもそこがK君の家だとすぐにわかった・・・としているので、司書の女性は『わたし』自身とも考えられるかな、なんて想像もしてみました。

 そしてこの初期の作品を読んで、やはり著者が書こうとしているのは『』なんだと感じてます。

 しかし、単なる『死』ではありません、『死』への経過だったり、『死』のその次に来るものだったり・・・

 観念的なものかもしれませんし、同情とか感傷とか差し挟む余地のない物質的なものかもしれません。

 そして、必ずしも『死』は『生』の対極にあるわけではないというようなことをエッセイに書かれていたと思います、『死』と『生』は一体のものであったり、『生』を透かして見える『死』だったりとか・・・

 どうも著者の『』の描写は、これまで読んできた印象では一筋縄ではいきません、ただやはり底流には(どうしても)あって、自然と書かれているんだと想像しています。


 実は『冷めない紅茶』について、エッセイ『妖精が舞い下りる夜』に書かれています。
 非常に興味深いです・・・こう書かれています。

 『K君夫婦は生きているのか、死んでいるのか。−−−読者が、あまりにも執拗にこの問題にこだわるので、わたし自身戸惑っている。


 実は、読み終わってすぐ考えたのは、この物語の意味よりも、この小説が芥川賞に足りなかったこと(要素)でした。
 これだけの文章が、受賞に何が足りないのか不思議でした。

 調べてみると、第101回芥川賞(平成元年上半期)から4回連続で候補となり104回『妊娠カレンダー』で受賞でした。

 候補作は、次のとおりです。
 第101回(平成元年上半期) 『完璧な病室』
 第102回(平成元年下半期) 『ダイヴィング・プール』
 第103回(平成2年上半期) 『冷めない紅茶』
 第104回(平成2年下半期) 『妊娠カレンダー』受賞

 
 これから、この候補作『ダイヴィング・プール』と『完璧な病室』読めるわけだから楽しみですね。

 そして『揚羽蝶が壊れるとき』もあるし・・・

posted by 雪になあれ at 00:51| 埼玉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説−小川洋子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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